美しいラインを追え!

買おう、買おうと思って買っていない本はいくつもある。


その中でも

Leonardo Da Vinci 1452-1519: The Complete Paintings and Drawings (Taschen 25th Anniversary)

Leonardo Da Vinci 1452-1519: The Complete Paintings and Drawings (Taschen 25th Anniversary)

は、いつも青山ブックセンターに行くと手に取るのだが、
何しろ大きくて重いので、会社帰りには断念する。


最近雑誌『PEN』のダ・ヴィンチ特集は良かった。

Pen (ペン) 2009年 ダ・ヴィンチ 全作品・全解剖。 4/15号 [雑誌]

Pen (ペン) 2009年 ダ・ヴィンチ 全作品・全解剖。 4/15号 [雑誌]

僕は何が欲しいかというと、ダ・ビンチの手記のスケッチなのだ。


とりわけ、彼の線(ライン)をイメージでたどる時、
自分も“天才の身体”と重なり合う瞬間がある。この感覚がたまらない。
ああ、溜息がもれる。
箱根彫刻の森美術館のPICASO館には、ピカソのデッサンが沢山
飾られている。僕はここに来るとたまらなくなる。ギュインとピカソ
なれる瞬間もまた最高なのである。


愛・生と死 (ピカソ美術館)

愛・生と死 (ピカソ美術館)


なるほど。そうか。と思う瞬間は、身体と脳、つまり、行動とイメージ
が直結する瞬間である。そして、それはビジネスも同じなのだ。


だからこそ、優れた企画書を見ること、優れた人の背中を見ること、
優れた組織のデザインを見ること、優れた営業の語りを聞くこと、
が大事で、それ以上に、そこで学んだことを自分自身で実験することなのである。


美しいラインを見極めて、そのラインを自分で表現せよ!


それは何でも同じ「上達の本質」である。


本日の1曲:Coldplay "Clocks"

A Rush of Blood to the Head

A Rush of Blood to the Head