当たり前をやりきることのしんどさ
ここ数日、本当に朝帰りが続いている。
タクシーに乗っても、もはや深夜料金が加算されない。
つまり、5時過ぎにいつもタクシーに乗る。
なぜ、ここまでやっているのかというと、実はひとつの
確信を得たからで、それは
「ヒットは、当たり前にやることの積み重ね」
ということなのだ。
人間はめんどうくさいことを端折ろうとする。
でも、それではいけない。
1つたりとも、端折ってしまえば、その企画全体の「味」
が決定的に悪くなる。料理と同じだ。
だから、細部にこそこだわらなければならないし、
それは大変しんどいことなのだけれど、当たり前をやり切る。
これが「ヒット」の地べたの法則なのだということが、
身体的に解ってしまった。
だから、気が抜けなくなってしまったのである。
で、いつも気づくと朝になっている。
家族は迷惑である。しかし、それ以上に仕事がうまくいく
という醍醐味は、甘美な精神状態をもたらす。身体は大分
疲弊しているが、まだまだやり切るということを身体感覚で
覚えた方がいいと思って、ムチを打っているのである。