椎間板ヘルニアの対応について

【1】椎間板ヘルニアについての認識

椎間板ヘルニアと診断されたとしても、80%は保存治療で治ってしまう
ようだ。要は、飛び出たヘルニアが身体に吸収されてしまうか、元に戻る。
安静にしていれば、ほぼ治るため、マッサージで緩和するのもいい。

しかし、残りの20%は、飛び出たヘルニアが神経を圧迫し、症状は悪化
の一途を辿る。もし、半年しても治らなければ、手術を考える段階である。



【2】病院・医師の選び方

椎間板ヘルニアに関しては、まず「日本脊椎脊髄病学会」のHPを見て、
その学会が認定する指導医および病院を検索することをお薦めする。

http://www.jssr.gr.jp/jssr_web/html/index.html

また、最新の手術方式である内視鏡下手術(傷口が小さく、回復も早い)
を望む場合は、自分の住んでいる地域の社団法人日本整形外科学会脊椎
内視鏡下手術・技術指導医を検索し、ピンポイントで行くのが一番早い。

http://www.joa.or.jp/jp/frame.asp?id1=34



【3】内視鏡下手術について

内視鏡下手術は硬膜外麻酔と全身麻酔のミックスで行われる。
硬膜外麻酔は術後の傷の痛みを和らげる。

手術前に肩に気分を和らげる筋肉注射をし、その後、手術室で硬膜外麻酔
を行い、その後、点滴から全身麻酔を注入。意識はなくなる。

その後、導尿、人工呼吸器をつけ、うつぶせになって手術開始。

手術は、背骨を削り、ヘルニアを取り出す形。

手術自体は2時間〜3時間程度。(ヘルニア摘出自体は1時間程度)