最強の速読術―ビジネスマン、受験生のための絶対ノウハウ (KAWADE夢新書)

最強の速読術―ビジネスマン、受験生のための絶対ノウハウ (KAWADE夢新書)

大宅壮一の言葉
○「本をはじめからしまいまで読むことないよ。私ぐらいの年齢になると、
本に書いてあることの九分どおりは、知っていることばかりなんだ。
もともと本というのは、先人の業績の上に新しく発見した材料をくわえて、
新しい発想によって組み立て直すことだろう。だから新しい材料と、発想
の新しいところだけ読めばいいんだよ」(P46)

○3段ロケット式読書法

①超スピードレベル
・1ページあたり2〜5秒程度で読み、スキミングしながら1冊なら10分
程度で読み終える。
・この段階では、すべての意味を理解する必要はない。
・表紙、前書き、見出しなどとともに、キーワードを重点的に読み、
重要なスキーマと情報の分布や流れを把握する。
・重要箇所には、ページの余白に印をつけておく。

②理解レベル
・第一段階でマーキングした重要箇所を理解できるスピードでよむ。
・不要な箇所や、すでに知っている情報の箇所は、省略するか、超スピード
で読む。

③学習レベル
・第二段階までにマークしたところを、第二段階よりもさらにゆっくりとした
ペースで咀嚼する。
・第一段階で全体を見渡し、第二段階で全体を理解し、この第三段階で
最重要箇所を、学習・記憶する。(P79)

■高速でキーワードを見つけて、そこを重点的に読むスタイル。

■改めて理論だった速読術を読むと、自分の無意識を明確に自覚でき、
改めて方法論を意識できる点で、最適な本だった。