祈りと叫びとオープンエンド

今日は久しぶりにあるアーティストと食事をした。


そこで発見だったのは、僕自身がとても好きで、彼女らしさを
感じる楽曲の創作イメージを聴けたことだった。


その楽曲は僕のイメージからすると、とてもセクシーに聴こえて
のびやかな世界感。でも、本人の真相は、「とても大好きな人が
死んだら、どんな曲をつくるかをイメージした」という。


テーマは「死」。

気づかなかった。帰り道、ipodで死をイメージしながら聴いてみる。


愕然。歌詞のひとつひとつが、祈りと叫びになっている。

「miss you...miss you... miss you...I miss you.」

死者への想いが表現されてイメージとなってブワッと現れる。


「空の果てで逢えるように…」


彼女の想いがわかって、涙が出た。


そうか、いい曲はやはりオープンエンドなのだ。
勝手な解釈を許容する間口の広さと、何かを感じさせる芯があって、
さまざまな思いを脳裏に想起させる。

深い。けど、素晴らしい。