Coccoの“もくまおう”を聴いて涙が溢れた日

朝から京都へ。
龍谷大学社会科学研究所の民際学研究会(Study of Inter-Civic Relationship)に参加。


レヴィ・ストロースの“具体の科学”から民際学を捉えなおすと、どう考えられるのか?
レジュメを書きながら、久しぶりにCoccoのベストを聴く。風化風葬や焼け野が原の詞の
世界観は素晴らしい。

ベスト+裏ベスト+未発表曲集

ベスト+裏ベスト+未発表曲集


もくまおうが流れて、とめどなく涙が出てきた。
Coccoの歌詞は、初期はエグイけれど、サンクローズからベストまでの楽曲は
クリエイティブが極まっている。いま、改めて聴いて、彼女の心理と精神的解脱のレベルを思うと、
ほんとうに凄いアーティストだと思う。


大林先生の研究室に行くと、LadyGAGAがかかっていて、やっと気分がノッテきた。

Fame

Fame


研究会は中村先生の“民際学とは何か”の中間報告。とはいえ、10年前から
徐々に補強し、言葉が研ぎ澄まされてる先生の報告は、とても示唆に富んでいた。

人びとのアジア―民際学の視座から (岩波新書)

人びとのアジア―民際学の視座から (岩波新書)


書を捨てて、街へ出ようというスローガンについて、中村先生に意見を求められたので、
書を持って、街へでたらどうですか?と言ったら、田中宏先生に「本を読むと必ず先入観ができることが危険」
と指摘される。たしかにそのとおりだが、それは「あるく・みる・きく」のきく作業で
補正されていくはずなのだが・・・。


教科書づくりは、研究会みんなでブレストして、最終的に目次構成案を
僕がつくることになり、いま新幹線のなかで整理整頓している。


滋賀県の瀬田を過ぎて、名古屋手前までたいへんな雪だったが、
名古屋からは快調に走っている。改めて、新幹線は凄いスピードだと実感。
動体視力のトレーニングだと思って、浜松駅の文字を追ったが、追いつけなかった。


小さな実験に悔しさ募る。