ライフワーク探究

昨日の講演会のささやかな懇親会のなかで、こんな質問がありました。


「僕はライフワークというものが見当たらないんです。
 これを見つける方法はありますか?」


これは難しいけれども僕自身の見つけたきっかけをお話しました。
それは実家に帰った時、自分の部屋で小中学校の卒業論集を読みなおした
ことなんです。


そこに書いてあったのは「大学教授」。


正直、「おおっ!」と思いました。小さな頃、こんなことを平気で
書いていた自分が恥ずかしくもかわいく感じました。


それから少し考えて、「調べて・教える」ということが好きなんだ
ということを思い、それが妙にしっくりきた感触を覚えました。


なるほど…、「調べて・教える」ということ。
これがもしかしたら自分のライフワークたるにふさわしいものかもしれない。
だったら、それを探究してみようと思ったのですね。


そんな話をしました。


『考具』のかとうまさはるさんに教えてもらった『探究する力』は
小学校からこの探究力を鍛える姿をレポートしているのですが、
いまの日本の教育に必要なのは、「ライフワークみつけ探究する」
その発見と行動への誘いをするカリキュラムなのでは…と思うほどです。


だからまず、昨日の講演会に来てくださった皆さんには、
ライフワークを見つける努力をしてほしいです。


それからワークライフでのスペシャリティを磨いて、
ぼくの戦略なら、ライフワークにプラグインする。


そうでなくても、少なからず
「ワークライフ≒ライフワーク」の式に近づけるように
どちらかを調整する努力をすると、人生が輝き始めるのではないか、
そう思います。


僕自身はワークライフバランスではなく、
ワークライフとライフワークのバランスの探究にこそ、
人生を充填するヒントがあると思います。


何かあれば、ぜひブログに遊びに来てください。


それでは・・・


2009.12.3 原尻淳一 拝