君に届けと大塚久雄
―映像の仕事をしていると、映像化のための原作探しというものが
暗黙のなかで誰もがやらなければならない仕事となっているよね。
最近、健康診断の待合中、映像の面々と雑談していた時、そんな話になった。
そこでお互いネタ本の話になったのだが、誰かが
「原尻さん、『君に届け』はお読みになりましたか?あれは泣ける」
と言ったことを思い出した。
- 作者: 椎名軽穂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: コミック
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そこで早速書店に立ち寄って、『君に届け』を購入。
ある女性は「きっと原尻さん、キュンとしちゃいますよ〜」と
言っていたのを思い出し、妻にプレゼントという形で、
本当にキュンとするのか、検証実験を試みた。
結果は予想以上!!!
風呂から出て、リビングへ行くと妻は大号泣。
「あのさぁ、まだ読んでないんだけど・・・便所のシーンがヤバイって
言われてるんだけど、どうだった?」
すると、ゴミ箱を指差した。ティッシュの山。
読んでみる。テーマは恋愛もあるけど、友情とか仲間なんだな。
『ワンピース』同様、仲間を助けたり、固い絆というのは、
なかなか実感できないからこそ、ある種理想の友情というものを
提示されると共感するのかしら・・・などと仮説を持つ。
もう1冊。久しぶりに大塚久雄の『社会科学の方法』(岩波新書)を
読んでいる。これは社会科学の方法をマルクスとヴェーバーをケースに
大塚久雄が論じている講演録である。
- 作者: 大塚久雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1966/09/20
- メディア: 新書
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民際学の方法を考える上で、ここをしっかり押さえておかないと議論
にならないと、研究会で実感したため。。。
これも読まないとだ。メモ。
- 作者: マックス・ヴェーバー,祇園寺信彦,祇園寺則夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/11/02
- メディア: 文庫
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