君に届けと大塚久雄

―映像の仕事をしていると、映像化のための原作探しというものが
 暗黙のなかで誰もがやらなければならない仕事となっているよね。


最近、健康診断の待合中、映像の面々と雑談していた時、そんな話になった。
そこでお互いネタ本の話になったのだが、誰かが
「原尻さん、『君に届け』はお読みになりましたか?あれは泣ける」
と言ったことを思い出した。


君に届け 1 (マーガレットコミックス)

君に届け 1 (マーガレットコミックス)


そこで早速書店に立ち寄って、『君に届け』を購入。
ある女性は「きっと原尻さん、キュンとしちゃいますよ〜」と
言っていたのを思い出し、妻にプレゼントという形で、
本当にキュンとするのか、検証実験を試みた。


結果は予想以上!!!


風呂から出て、リビングへ行くと妻は大号泣。


「あのさぁ、まだ読んでないんだけど・・・便所のシーンがヤバイって
言われてるんだけど、どうだった?」


すると、ゴミ箱を指差した。ティッシュの山。


読んでみる。テーマは恋愛もあるけど、友情とか仲間なんだな。
『ワンピース』同様、仲間を助けたり、固い絆というのは、
なかなか実感できないからこそ、ある種理想の友情というものを
提示されると共感するのかしら・・・などと仮説を持つ。


もう1冊。久しぶりに大塚久雄の『社会科学の方法』(岩波新書)を
読んでいる。これは社会科学の方法をマルクスヴェーバーをケースに
大塚久雄が論じている講演録である。


社会科学の方法―ヴェーバーとマルクス (岩波新書)

社会科学の方法―ヴェーバーとマルクス (岩波新書)


民際学の方法を考える上で、ここをしっかり押さえておかないと議論
にならないと、研究会で実感したため。。。


これも読まないとだ。メモ。

社会科学の方法 (講談社学術文庫)

社会科学の方法 (講談社学術文庫)