商品開発ワークショップ
商品開発をテーマにしたワークショップを青学会館で行なう。
参加者の方々の緊張感がだんだん解けて、ワークショップに
夢中になっている姿を見るとうれしくなる。
まず、ワークショップは「方法」であるという考え方のもと、
それを技術として開発に持込むべきだというのが、
ぼくの考え方のスタンスで、会社に戻っても、社内調整は
大変だと思うが是非実践して欲しいと思う。
とりわけ、オブザベーション・リサーチ・ワークショップ
というリサーチ結果の奥座敷に向かう手法は、商品開発において
是非とも取り入れて欲しい作業である。
傾向値でしかないスコアから導き出されたターゲット像を
さらに心理の奥底まで推測する。これは慣れが必要で、繰り返し
繰り返しやっていくしかない。
簡単なコツは、浦沢直樹さんの『MONSTER』に出てくるルンゲ警部
のように、犯人になりきって、現場でシュミレーションするように
ターゲット像になりきって迫っていくことだ。
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「客観的なデータの蓄積…でしたね!?そしてまた、
あなたは講義でこうもおっしゃった!
そのデータを下に、今度は逆に完全な主観で捜査する!
言いかえれば、犯人になりきる…でしたね!?」
(浦沢直樹『MONSTER』12巻P19より)
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方法は授けた。あとはやるか、やらないか。それが問題なのである。
それにしても、やはりワークショップは楽しい。
参加者の方々は、質問があれば、ブログよりメールください。
いつでもどうぞ!
原尻淳一 拝