Quo vadis, Domine?

朝一番、去年の夏に受けた腰椎椎間板ヘルニアの手術の検診
で、病院へ。


まだ、足の痺れを警戒して、右足が若干つっているけれど、
徐々に問題なくなるとのことで、安心。


新幹線で大阪へ。


久しぶりの大阪・心斎橋はわからない…道に迷いながら
講義の会場へ。


雨の中、集まってくれた就活中の関西の大学生をアジる。


オバマの大統領就任演説の危機認識を自分のものと考えよ!
・ブランドを纏って安心するな。自分がブランドになれ。
・コミュニケーションの極意は、相手を想って、自分のメッセージを
 フィットさせること。普段やっていることを意識化せよ。
・自分の価値を再認識せよ。生れた時から今までの人生をもう一度
 振り返ってみる。
・企業研究は上っ面で終わらすな。徹底的に人に聞け。
・大学生の時点で、明確な価値がなければ、自分の強みを切り口にしつつ、
 謙虚に頑張る姿勢を貫け。
・社会人の先輩としての、両親に自分を客観視してもらうことの有効性
・人生の岐路にいるなら、自分が納得するまで最後までやり抜け。
 楽するな。一歩、踏み出せ。
・会社は自分の価値を高める手段に過ぎない。


云々…


最後の晩餐の席でペトロはイエスに「主よ、どこに行かれるのですか」
Quo vadis, Domine?)と問いた。今日の大学生はどこに行くのだろう?
働きながらでもいい、自分の想いを明確に見つけられ、自分の行き先を
決めることができ、そこに邁進することが出来れば、それは「自分の人生」
のオーナーになった証である。自分の行き先の方向性を決める今、
苦しんで苦しんで、後悔のない人生を送って欲しい。




新幹線に飛び乗って、次の書籍の原稿を書く。
目次構成を綿密に考えていくと自然と物語が湧いてくる。


気づくと新横浜だった。


ゾーンに入っている時間のなんと短いことだろう。
しかし、独り、その時間に迷い込むことこそ、僕にとっては至福の時間である。