舞台オーディション2次審査

先週の書類審査に引き続き、今日はオーディション。


実技として、歌唱と演技のチェックを行う。


歌唱はともかく、演技に関しては興味深いことが多い。


まず、シナリオの解釈。演じる人によって解釈が全く違う。


流れを完全に理解し、自分なりに意識のゆれ方をコントロール
してしまう人もいれば、自分ならこうする感じで、自己流を
貫く人もいるし、さまざまである。


「痛いよ」という立った一言を、どうイメージし、そのイメージを
どう表現するか、ここの解釈がさまざまで、審査する側も毎回
違うので見ているだけで楽しい。


でも、これってアーティストにも言えること。
とくに、ボーカリストはイメージをいかに具体的に持つかで、
声に乗っかってくる情報が違ってくる。ここを理解している人が
どれだけいるか、微妙である。


長時間、ずーーーーーーと、見続けてある程度候補者を絞る。


あとは演出家の判断次第だが、貴重な経験をさせてもらった。