クレーム

今日は朝から腹が立った。

原因は不動産会社からの電話。

【不】「もしもし、振込みが落ちないので、大至急○○○代を
当社の銀行振込みにください」

【私】「ええっと、銀行から振込みが落ちないというのはないと
思うのですが・・・」


【不】「いえ、残高不足です。銀行は○○銀行の△△支店です
よね・・・」

【私】「おかしいなぁ。それはないと思うのですが・・・直ぐ調べます」



で、数分後。


【不】「スイマセン。こちらの不手際で、人を間違えておりました。
   大変申し訳ございませんでした。」


ここでぶち切れた。理由は3つ。


(1)この担当者は電話の冒頭、既にこちらの一方的なせいにして
   自分のミスだということに疑いを持っていないこと。
(2)銀行名まで言って、直ぐに金を入金しろという催促していること。
(3)こちら側に謝る際に、何の、どういう不手際で間違ったのか、
   原因を明確にしていない。


【私】「あんたね、まず名前を名乗りなさい。キミは簡単に謝ってすむ
問題かもしれないけれども、君のやっていることはちょっと間違えば
詐欺だぞ。しかも、こちらの個人情報を悪用した詐欺だぞ。そういう
ミスを犯していることを自覚しているか?こちらは一方的に間違い
を強制され本当に侵害だよ。キミがやられている立場だったら、
どう思うんだよ。答えなさい!」

ひたすら平謝りするだけの若者だが、本人に自覚させなければならない
と思い、強く叱った。

すると、数時間後、自宅まで本人が謝りに来た。

開口一番、
「ねえ、システムの問題なのか、個人の問題なのか、どっちなの?」
とたずねると、「私個人の問題です」とひたすら平謝りが始まった。

あまりにも私個人の問題というものだから、帰り際に菓子折りを
差し出したが、
「だったら、キミがこの菓子折りを食べて、食べるたびにこのミス
を思い出して、今後起こらないように自覚しなさい」とつき返した。

このごろ、こういう無自覚なミスというものが僕の周りには多い。
残念だけれど、自分も含め、考え直さなければならないことだと
思う出来事だった。