マルチ・キャリア再考(シナプス2010)

昨日は大阪にて、主に大学生向けに『自分ブランディング』の話を行う。


私が所属しているグループ会社のイベントで、大阪校は心斎橋のアメリカ村近くにある。
ちょうど1/27はMJの『THIS IS IT』の発売日だったから、アメ村のタワーレコード
買おうと思ったら閉店していた。関西若者文化の中心に音楽を販売する店が消えている
ことにショックを受ける。結局、戎橋を越えて、道頓堀沿いのTSUTAYAで購入した。


関西の学生たちははじめはおとなしいが、質問は順々に増えていき対応しきれない状況に!
戻ってきてから自宅のメールボックスには数人の質問が寄せられており、返信した。


夜は新宿にて小山龍介主催の『シナプス2010』に招かれる。


テーマは『マルチ・キャリア』だったが、
後半の小山との対談でマルチ・キャリアは更なる奥座敷へ誘われる。


小山の指摘だと僕のマルチ・キャリアは、どうも単に表面上の肩書きに惑わされては
スリードで、見なければいけないのは、キャリア構築の奥底に潜む「運動性エネルギー」
だというのだ。むむむっと考える。確かに地位とか気にしていないし、出世も考えていない。
多くの人が転職で狙う「位置エネルギー(会社の肩書き)」ではない。


では、何かというと、自分の専門から専門外に向けて常にアダプテーションしていく
「運動性」に秘密があるのではないか、というのだ。むむむ。


最後にマルチキャリア構築のステップをまとめていたが、僕の再解釈だと


(1)自分の専門を磨く
(2)別の専門領域に自分の専門をブン投げる
(3)共通点を見つけて、自分の専門を研ぎ澄ませる(小山は“食べる”と表現)
(4)様々な領域に共通する本質にたどり着く(これが見つかるとウレシイ)


となって、この運動性のなかで、自発的に360°のキャリアが形成される前提が
発生するのかもしれないな・・・と思った。


今日のイベントはほとんど打ち合わせがなく(ジャズセッションみたいで)
・・・まぁ小山とは必要ないのだけれど、思考がどんどん進んでいくライブは気持ちがいい。


それから「ライフワーク」。日本にこれを回復するには、相当時間がかかりそうだ。
僕のかかわりでいうと、まずは大学生に「ライフワーク」を学生時期に気づかせたい。
そういう教育のアイデアを考えて、実行できればと思う。それも「ライフワーク」になりそうだが。。。