意思についてのメモ
最近ようやく重い腰を上げて、マハトマ・ガンディ関連の書籍を
読み始めた。入門書として選んだのは『ガンディーからの「問い」』。
- 作者: 中島岳志
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: 単行本
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NHK番組「知るを楽しむ」からの書籍化で、大変わかりやすい。
学生時代に『ヒンド・スワラージ』を一度図書館で手に取ったが
断念した記憶がある。次は正月はこれを読むつもりだ。
- 作者: M.K.ガーンディー,Mohandas Karamchand Gandhi,田中敏雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/09/14
- メディア: 文庫
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『ガンディーからの「問い」』で非暴力についての記述が興味深かった。
○ガンディーが説いた非暴力は、「暴力がない状態」などではなく、
「暴力を超えた正義を行う意思」こそがポイントでした。暴力は
一種の欲望の発露です。この欲望に打ち克ち、自己をしっかりと
統御すること、それによって高次の正義にコミットすることこそ
ガンディーにとっては重要でした。(P52)
意思と行動。このシンプルで奥深い具体にガンディーの凄さを感じる。
同時に読みなおしている『ONE PIECE』にも意思がある。
ルフィの「海賊王の定義」は、世界の海を統治するのではなく、
「世界で最も自由でいたい意思」である。そもそも世界政府の統治や
おじいちゃんの願望から解放され、自由でいたい意思だと、
冥界王レイリーに説明するシーンは感動的だ。
真夜中にガンディーとルフィーが交錯する。
「そうか、2人とも偉大なアナーキスト」なのかも。。。ね。