フィールドワーク in 蕨
娘の自由研究のため、蕨市をいろいろ探究している。
アプローチ方法はいろいろあるけれども、
今回は娘が主役なので、昔話から蕨を調べるふうにした。
娘のサポートなのだが、むしろ親の方が勉強している。
例えば、和樂備(わらび)神社。
娘のヒアリング調査によると、
その昔、蕨には18の神社があり、それを明治44年に
現在の和樂備(わらび)神社に一元化したそうだ。
今から100年前の話だから、それほど古いわけではない。
ちなみに和樂備(わらび)は縁起の良い万葉仮名からの
当て字だそうで、漢字から類推すると神社は古く感じるが、
実際は逆。蕨の文字の方が古い。
ちなみに蕨は在原業平がこの地に来た際、宿がなく、
民家に宿泊した際、木々がなく、わらを炊いて暖をとった
という伝説から「わら火」という地名となり、蕨に変化した
そうである。
フィールドワークの良い点は、マインドマップのように
「芋づる式」学習であることだ。これは専門領域を超えて、
生活していく上で、関係していくことはすべて調べていく。
考具の加藤さんが「原尻さんは、この本にはまると思う」と
紹介してくれた『探究する力』は素晴らしかった。
- 作者: 市川力,久保一之,永易江麻,松浦貴昌
- 出版社/メーカー: 知の探究社
- 発売日: 2009/02/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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やはり、現場からは学ぶことが多い。
なぜなら、それは生きるうえで必要な事柄と直結している
からであろう。
いま、ここで、大事なことを学ぶ。人たちと関わっていく。
そして、未来をよいものにしていく。
こういう循環学習の効果もフィールドワークには含まれている。