トレーシング・ペーパーの思い出

今日、東急ハンズをぷらぷらしていたら、図画コーナーに
トレーシング・ペーパーがあった。


簡単にいうと「写し紙」。


僕はこのトレーシング・ペーパーを一時、大活用していた。
小学校3年生の時だったと思う。


この頃、起動戦士ガンダムが大流行で、みんな自由時間に
ガンダムやザクやドムといったモビルスーツを自由帳に
落書きをしていたのだが、ある日、Kくんがやたらと
かっこいいギャンを描いてきたのだ。


みんなで「おおっ!」といって、観察すると紙が違う。
なんだかぺらぺらしている。
これがトレーシング・ペーパーなのだった!
Kくんは「写し紙」を買って、ひたすら練習したという。


本物の線を写し紙で辿り、その記憶を本番の自由帳に持ち込む。


この方法に周りはすっかり感化され、一時期
トレーシング・ペーパー・ブームが教室中の男子で沸き起こった
のだった。


東急ハンズのコーナーで、ああ、これはハックだなと思う。
メモ、メモ。


つまり、いろいろなものをトレースする。
そのトレース学習を本番に使う。
実はこの方法はビジネス学習の奥義なのである。


では、何でトレースするのか・・・。そこにハッカーのセンスがあるのだね。