自分のなかに革命を起こす

近頃、娘が漫画偉人伝をよく読んでいる。

彼女のお気に入りは『マリー・アントワネット』。

ここにはフランス革命に翻弄される王妃の一生が描かれている。

最近、この「革命」という言葉がやけに気になる。
それは何よりも自分のなかに革命を起こさなければならない、
という暗黙の意識がぼくの体内で蠢いているからかもしれない。

永続革命論 (光文社古典新訳文庫)

永続革命論 (光文社古典新訳文庫)

革命とはすなわち、転換。他人から見れば、態度変容を意味する。

尊敬する阿部謹也先生は「わかるとは、かわること」といった。

自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)

自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)

それは言ってみれば、わかることによって、以前の自分が死ぬような
強烈な事件なのである。態度変容がもたらす、自己変革は、まさに
自己の革命が起きたといって良い。

だとすれば、何を目的に、どう自己変容すべきか、

もうちょっと自己と向き合う作業をしなければならないだろう。